効果的な水分補給のタイミング
必要水分量の計算には、性別、年齢、体重、身長、活動量が重要です。
多くの方は2~3ℓ(10杯~15杯)の水で十分にたりますが、活動量や活動強度が上がったり、暑かったり湿気が多かったり、もしくは健康上の変化があった場合には、1日の必要水分量がより多くなります。
(1)寝起き 朝起きてすぐは、内臓の機能などがまだ目覚めていません。また眠っている間に、汗などで水分が排出されているため、水分が足りない状態です。寝起きに飲むのは排出された水分を補うためと心得ましょう。
(2)のどの渇きを感じる前 のどが渇いたときは、体内ですでに水分が不足している状態です。のどが渇く前に少量ずつこまめに水を飲むことが大切です。
(3)食前 胃の中に食べ物が入っていると、消化する際に水を過剰に溜め込みやすく「むくみ」の原因になりますので、水分補給時はなるべく胃の中が空っぽの状態がベストです。
(4)汗をかいた後 何も運動をしなくても、汗をかくだけで水分が失われて、気づかない間に水分不足を起こしてしまいます。また、水を飲むことで高くなった体温を下げる効果もありますので、いつもより多めに水分補給をしましょう。
(5)入浴前後 入浴中も汗をかいて水分が排出されるものです。そのため、入浴する前にお水を飲んで、水分が出て行くのに備え、また入浴後にも失われた水分を補給するのがおすすめです。
(6)運動前後 運動して体を動かすと、汗で水分が出て行ってしまいます。屋外でのスポーツでは熱中症になってしまいますので、運動中や後にもこまめに水分補給をするようにしましょう。